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院長のひとりごと

オミクロン株の感染リスクを下げるには⁉

投稿日:2022.01.27

あまりにも当たり前な内容すぎて衝撃です!!
今回はめずらしく結論から申し上げますと…

  1. 鼻うがい
  2. 睡眠
  3. 食事(腸活)

この3つが日ごろ習慣づけられると、オミクロン株の感染リスクを下げることが可能となり得るのではないでしょうか。

鼻うがい現在感染が急拡大しているオミクロン株。それまでのデルタ株などと最も異なるのが、感染症状の起こる場所。
肺炎など下気道(気管から肺まで)の感染症状がメインだったこれまでの株と比べ、オミクロン株は鼻やのどの症状をメインとした上気道(鼻~のどまで)の症状が中心です。

ここで重要なのが「鼻呼吸」。人間本来の呼吸である鼻呼吸が出来ている必要がまずあります。鼻呼吸によって、最初に感

染のターゲットとなるのが「上咽頭」という鼻の奥の突き当り。プールの水が入るとツーンと痛くなる場所です。
普段から、上咽頭は日常の雑菌やウイルスに最初にさらされる場所です。よって、朝、晩に鼻うがいをし、洗い流すことによって感染リスクを減らしましょう!というのが最初のおすすめポイント。気になる方は仕事から帰宅されて鼻うがいをするのもなお良いのではないでしょうか。

口呼吸になっている人にも鼻うがいはおススメです。但し、鼻かぜやこれから本格化する花粉症、また副鼻腔炎、鼻中隔湾曲症(鼻を左右に分ける柱のうねり)などによって口呼吸となってしまう人は、必要な治療をあわせて行いましょう。

ネットや薬局でも様々な鼻うがいが販売されています。当院でも「ハナクリーン」という商品を扱っていますので、ご興味がございましたらスタッフにお声がけください。
鼻クリーン説明用紙ダウンロードはこちらから
鼻うがい紹介動画はこちらから 

睡眠

正しい睡眠とは、その「量」と「質」。

日本人はOECD諸国で最も睡眠時間の短い国です。

睡眠時間が短いと健康寿命も短縮してしまいます。

ある研究では、平均睡眠時間が7時間の人たちとくらべ、平均4時間以下の死亡率は1.6倍も高いことが言われています。

習慣的な睡眠不足は免疫系の働きを弱め、風邪などひきやすいばかりでなく、アレルギーや自己免疫疾患、がん発症率にさえ影響すると言われています。

特に、寝て最初の3時間はぐっすりと深い眠りが出現する大事な時間帯。この時に全身の細胞にはメンテナンスが入ります。しかし、これが夜更かしにより深夜に就寝すると深い眠り、つまりメンテナンスはカットされてしまいます。よって、スマホなどを長時間触ることにより夜更かしとなるのは、眠りの量だけでなく質も落としてしまいます。

また、睡眠時無呼吸のある方は、まさしく睡眠の質の低下をまねくため、十分な睡眠時間をとっていても質の低下につながります。

人の身体は朝起きてから15~6時間経つと眠くなるように設計されています。その時間帯に眠気を感じているにもかかわらず、我慢して起き続けることでその後、寝れなくなってしまう人をよく見かけます。

夜、自然に「眠いなぁ」と感じるのは、「そろそろ寝る時間だよ!」という身体からのサインです。このサインに目を向けてみませんか!

食事(腸活)

腸には身体全体の免疫細胞の6割も存在しているそうです。つまり我々が健康を保つためには、十分な免疫機能が保たれていなければなりません。そのためにも、腸活により腸内の細菌群がいいバランスをとっている腸内フローラの状態を目指したいものです。

腸内フローラを目指すために良い食事って何だろう?って考えると、1つめは食物繊維。主にごぼうやさつまいも、こんにゃく、だったり、みかんやバナナなどの果物、またしいたけや、しめじなどのキノコ類やわかめといった海藻にも多くの食物繊維を含んでいるそうです。こういった日常的に摂取することが可能な食品を、少量でいいので多くの種類を食べるよう心がけてみましょう。

もう一つは発酵食品。この発酵食品も腸活にはとてもいい食べ物。納豆、キムチ、みそ、ヨーグルトなどは勿論のこと、最近はやりの甘酒は飲む点滴とさえ言われるほどです。昨年秋から私は米麹の甘酒を自分で作って飲んでいますが、麹が発酵してブドウ糖となるため、砂糖を使わずに程よい甘みが得られます。また、身体のエネルギー代謝はブドウ糖のため、まさに飲んでそのままエネルギー源として利用されます。また、1時間ほど煮た小豆に米麹をあわせ(温度は70未満で! そうしないと高音のため発酵が止まってしまいます)、8時間経つと米麹あんこの完成。これも甘すぎず、私はここにヨーグルトをかけて毎朝食べています。

以上、鼻うがい、睡眠、食事(腸活)について触れてみました。これらは自身のセルフケアとして簡単にできる内容です。ほんのちょっと、ご自身の日常を見直し、身体をいたわることで感染予防にもつながる。感染自体をむやみに恐れるのではなく、セルフケア=セルフディフェンス!と考え、こういった事に目を向けてみてはいかがでしょう。